KAB Art Book Camp

予約 / Booking

墨田区京島の民家リノベーション施設として開設したKAB Library and Residencyは、民泊施設としてアーティスト・イン・レジデンスを実践しながら、所蔵図書を公開していく会員制図書館になります。KABアートブックキャンプとは、一般参加者が一泊しながらアーティストによる特別授業(オンライン・ワークショップ)を受けて、アートブックを創作するための“はじめの一歩”を体験するプログラムです。

主催:KAB Library and Residency
助成:すみだ文化芸術活動助成
[すみだ向島EXPO2020]関連事業

概要

宿泊中に日替わりで先鋭アーティストによるオンライン授業が行われます。個々の授業は、アートブックを創るためのヒントになるクリエイティヴ・ワークショップ。受講者は、ものづくりを体験した成果を会場に残していくことで、来訪者とアイデアを共有していきます。

-講師陣-

  • 萩原朔美
    (名誉校長)
  • 出月秀明
    (ベルリン)
  • 河地貢士
    (東京)
  • 栗山斉
    (福岡)
  • パルコキノシタ
    (宮城)
  • 松本力
    (東京)
  • 嘉藤笑子
    (KAB代表)

[KAB Art Book Camp展]

本展は[すみだ向島EXPO2020]主催事業として開催されます。
KAB Library and Residencyの施設内にキャンプ講師陣による参考作品が展示されます。
それらをじっくり鑑賞しながらアートブックの可能性を探ります。
会期/9/12(金)~10/11(日)10:00-18:00(キャンプ運営時間16:30-翌日13:30を除く)毎週水曜休み
※この展覧会を見学する場合は、別途すみだ向島EXPO2020パスポートチケットが必要です

講師陣紹介

名誉校長
萩原朔美

1946年11月14日東京生まれ。映像作家、エッセイスト。母は小説家萩原葉子、母方の祖父は萩原朔太郎。1967年、寺山修司主宰の演劇実験室・天井棧敷の立ち上げに参加、俳優・演出家として活躍。1975年、月刊誌「ビックリハウス」をパルコ出版より創刊し、初代編集長を務める。

著書に『「演劇実験室・天井棧敷」の人々』(2000年)『毎日が冒険』(2002年)『死んだら何を書いてもいいわ』(2008年)『劇的な人生こそ真実』(2010年)他多数。多摩美術大学名誉教授。2016年4月より前橋文学館館長。

KAB Art Book Camp名誉校長より
ごあいさつ

Artist
Hideaki Idetsuki
ベルリン

武蔵野美術大学日本画学科卒業 2000-2001ドイツ・ソリテュード城レジデンス給費研究員 2002ワルシャワ現代美術センターA.I.R 2003国際芸術センター青森A,I.R 2006-07アイルランド国立近代美術館アーティストワーキングプログラム、2009-10 文化庁新進芸術家在外研修を経てベルリン芸術大学修士課程修了。

主な展覧会「VOCA展2013」「越後妻有トリエンナーレ2006」「トリノビエンナーレBIGTorino 2002」(イタリア)「グローバルライフ展」(フランス)「Itinerarios 05-06展」(スペイン)「Cityscape展」(ブラジル)「A Need of Realism展」(ポーランド)等。公共設置作品として「隠された図書館」(徳島県神山町)を 2013に開館、2017年には新たな建築作品「A Solitude of Place」(ドイツ)が完成。

Artist
Koshi Kawachi
東京

美術作家。岐阜県多治見市生まれ。日常生活にある身近な事象から別の物語を抽出し、現代社会への寓意を込めた作品やプロジェクトを実践する。現在は東京を拠点に国内外で活動。代表作にうまい棒(スナック菓子)に仏像を彫る「うまい仏」や漫画雑誌を苗床に野菜を栽培する「まんが農業」など

Artist
Hitoshi Kuriyama
福岡

1979年兵庫県生まれ。2011年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術領域博士後期課程修了 博士(美術)。作品制作を通じて、「無」や「存在」といった概念がいかなるものなのか探求している。主な活動に「第54回ヴェネチアビエンナーレcollateral event Glasstress」ムラーノ島旧ガラス工場(ベニス,イタリア)、「What Dwells Inside」S12 Galleri og Verksted(ベルゲン,ノルウェー)、「Lichtkunstfestival-Ascent」St. Cyriakus Church Bad Boll(シュツットガルト,ドイツ)、「北アルプス国際芸術祭」大町市街地内土蔵(長野県)、「Islamic Arts Festival 20th Session」Sharjah Art Museum(シャルジャ,UAE)、「内なる無限の宇宙」ART FRONT GALLERY(東京都)などがある。

Artist
Parco Kinoshita
宮城

1965年、徳島県生まれ。1989年、小学校の教員をしていた頃、「日本グラフィック展」パルコ賞受賞をきっかけに、このような呼び名になる。90年代、中高の美術教師を経てイラストレーターに転向、『月刊漫画ガロ』で漫画家デビュー。子供向けワークショップやパフォーマンスを行い広場を中心に活動をしていたという由来で別名「公園の木の下」とも呼ばれる。現代美術グループ「昭和40年会」のメンバーになって以降、活動が海外へ。アジアや欧州での展覧会多数。単独でのゲリラパフォーマンスで国際展に強引に参加する。2004年、仙台市の商店街で開催された「観光とアート展」に参加した時に仙台四郎に間違えられて以降、宮城県では仙台四郎に扮して活動することが多い。2011年、震災以降は被災地や仮設住宅でのアートを生かしたコミュニティ作りに奔走し、復興支援活動を現在も継続している。2017年、石巻市での現代アートの祭典「リボーンアートフェスティバル」をきっかけに宮城県に移住。専門は絵画だが、牡鹿半島を拠点に木彫を始める。

Artist
Chikara Matsumoto
東京

1967年東京生まれ。絵かき、映像・アニメーション作家。多摩美術大学美術学部GD専攻卒業。再生紙にトレースをせずにコマ割のドローイングを描き、透過光を加えビデオに撮る独自の手法で映像作品を制作する。絵を描く中で考えや感情を具象化する、イメージの身体表現と位置づけた映像のインスタレーションを国内外での展示するほか、オルガノラウンジや音楽家VOQとのライヴで映像と音楽の空間表現を20年続けている。また、手製映像装置「絵巻物マシーン」のワークショップ「踊る人形」を美術館や学校、滞在先など各地域で行う。創形美術学校A&C専攻、女子美術大学デザイン・工芸学科VD専攻で映像の講師を担当。主な展覧会に「第3回恵比寿映像祭 デイドリーム ビリーバー!!」(2011/東京都写真美術館)、「黄金町バザール2012」、「映像芸術祭 MOVING 2012」(2012/京都芸術センター)、「オバケとパンツとお星さま-こどもが、こどもで、いられる場所」(2013/東京都現代美術館)、「アブラカダブラ絵画展」(2017/市原湖畔美術館)、「沖縄県立美術館開館10周年記念展 邂逅の海-交差するリアリズム」(2017/沖縄県立美術館)、「記しを憶う-東京都写真美術館コレクションを中心に」(2019/東京都美術館)など。

Curator / Director
Emiko Kato,Tokyo

KAB Library and Residency代表 (2020-)。KAB Art Book Camp事務局担当。1995年6月、ロンドン大学コートールド美術研究機関、修士課程研究生修了。1993年6月、シティ大学大学院文化政策運営学部博物館美術館運営学科修士課程卒業。国内外のアートプロジェクトやアーティストネットワークを手掛ける。NICA:Nihonbashi Institute of Contemporary Artsにて「DIALOGUES国際現代美術展」国際2人展(3期)(201516)など多数企画。日本橋大伝馬町のクリエイター集合体”Creative Hub131"にArt Autonomy Network(2005-2020)の拠点を置いた(2010-2019)。2001年から墨田区、横浜、沖縄、神山などにおいて地域プロジェクトに数多く携わっている。KAIR神山アーティスト・イン・レジデンス(徳島県神山町)の評価委員(2005~2018まで)。木村崇人「こもれび」プロジェクト2008、カナダ・トロントの芸術祭Big on BloorにてLantern Origami Workshop2018、神山アートホテル(KAHO)2019など。現在、文化資源学会、日本文化政策学会会員、向島学会理事。NICA:Nihonbashi Institute of Contemporary Artsのキュレトリアル・ディレクター担当、「藝術英語塾」主宰。

利用案内

日程

■キャンプ予約(全て一泊2日)

9月

11日(金)・12日(土)・18日(金)・19日(土)
20日(日)・21日(祝)・25日(金)・26日(土)

10月

2日(金)・3日(土)・9日(金)・10日(土)

※そのほかの日程を希望する場合は、事務局までご連絡ください

キャンプ予約方法[完全予約制]

E-mail(KABlibresidency@gmail.com)にてお申込みいただいた後に、振込先をご連絡いたします。
件名に「KAB ART BOOK CAMP予約」と明記してください。
①希望日・②名前・③連絡先(携帯番号・E-mail)

希望者は、KABlibresidency@gmail.comまで

予約フォーム

※本プログラムは、振込終了後に受付完了となります。
※ものづくりの未経験者から経験者まで(1度の申込は限定2名まで)
※講義内容や講師について、やむを得ず変更する場合があります。変更は事前にお知らせしますのでご了承ください。
※個人的理由による欠席や中途解約をされても返金不可能ですので、ご承知ください。

KAB ART BOOK CAMP参加費

KAB ART BOOK CAMP(施設一棟貸2名まで)

一泊1名12,500円 
追加1名+5,000円[KAB年会費付き]

※特典:KAB会員付(年会費30,000円相当)。特別に[すみだ向島EXPO2020パスポート]が2,000円で購入できます。

<KABコロナ対策>

※施設内の清掃・衛生管理を十分に行ったうえでご来場いただきます。
※ご入場の際はマスク着用、複数人で入場の際は、大声での会話や三密を避ける距離を保っていただくようにお願い致します。
※発熱など体調不良がある方は、無理をしないようにご自宅に待機をお願いします。
万が一、感染の疑いがある方は随時事務局までご報告をお願い致します。
※滞在中に感染者が発生した場合は、保健所及び医療機関の指示のもとで対応させて頂きます。
※コロナ対策による理由で「すみだ向島EXPO2020」が中止になった場合は、本プログラムはそれに従い、自宅でのオンライン授業のみ行います。
さらに別機会に滞在できるKAB宿泊チケットを進呈します。

プログラム

チェックイン 16:30 
チェックアウト 翌日12:00

キャンプ参加者は、タイムテーブルに沿って行動していただくことで充実したクリエイティヴ・ワークショップを体験できます。
詳細は予約後に事務局から届きます。当日のタイムテーブルは予告なく変更がある場合がありますので、予めご了承ください。

  • 会場内の参考作品をじっくり鑑賞
  • 名誉校長:萩原朔美より配信映像「宿題1」「宿題2」
  • まちのなかを散策+夕食(自費)
  • オンライン・ワークショップの授業を受ける(予約後に詳細をお知らせします)
  • 宿題およびワークショップ制作+成果展示(エスキース、ドローイング、テキストなど)

[すみだ向島EXPO2020パスポート]

日時指定制チケット:一般3300円(前売2500円限定50枚)学生2000円、小学生以下1000円

※飲食特典付き(無料エリア有)
※希望者は、すみだ向島EXPO2020の公式HPよりご予約ください。https://sumidaexpo.com

[特典]

KAB年会員(3,000円)になるとすみだ向島EXPOパスポートが2,500円で購入できます。
そのほか、KABイベント無料・割引があり、「藝術英語塾」の入会金(3,000円)が免除されます。
希望者は、KABlibresidency@gmail.comまで。

Access

KAB Library and Residency
〒131-0046 東京都墨田区京島2-24-1
Web https://kab-air.com
mail KABlibresidency@gmail.com
[アクセス]
  • 京成曳舟駅から徒歩9分
  • 東武鉄道小村井駅徒歩9分
  • 押上スカイツリー駅徒歩11分
  • 押上駅よりすみだ巡回バス北東部ルート
    「下町人情キラキラ橘商店街入口」下車徒歩2分
2-24-1Kyojima Sumida, TOKYO post code 131-0046
Web https://kab-air.com
mail KABlibresidency@gmail.com
[Access]
Visitors by Appointment Only
There are 4 ways to get to KAB Library and Residency from the nearest stations.
  • Keisei-Hakuna Station, Keisei Line: 9min. on foot
  • Omurai Station, Tobu Line: 9min. on foot
  • Oshiage Station, Hanzomon Line of Tokyo Metro and Asakusa Toei Line: 13min. on foot
  • Community Bus from Oshiage Station to Kirakira Shopping Street: 2min. on foot

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